
ひと口にデジタルカメラといっても、本体の大きさや構造、特徴的な機能や価格などの違いにより、いくつかのジャンルに分類できます。そこで、各ジャンルの特徴や近ごろのトレンドなどをチェックしてみることにしましょう。
デジタル一眼レフカメラ
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| 製品の価格帯…7万円台後半〜100万円前後 |
現在もっとも注目を集めているのが、このデジタル一眼レフであるのはいうまでもありません。ボディーは大柄ですが、操作性や画質で優れている点が最大の魅力です。レンズは取り外し式で自由に交換でき、撮影目的に応じて多くの種類の中から選べるのも特徴の1つ。基本的にレンズは別売ですが、低価格モデルの多くはズームレンズが付属するセットモデルを用意しており、パッケージを買ったらすぐに使い始められるのが魅力です。
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レンズを自由に交換して撮影できるのがデジタル一眼レフの最大の魅力。レンズは高価だが高性能なので、美しい描写をしてくれる |
撮像素子に関しては、画素数こそ600万〜800万画素と、コンパクトデジカメとそれほど変わりません。ただし、コンパクト機が1/1.8型や1/2.5型といった小さなサイズのものを使用しているのに対し、デジタル一眼レフの多くはAPSフィルムと同じ約23.5×16.7mmという大きな素子を採用しており、その大きさは9倍以上。仮に画素数は同じ600万画素でも、撮像素子のサイズが大きくなれば1つの画素の面積が大きくなり、取り入れる光の量が多くなることから、より高い品質の画像を撮影できるわけです。
欠点としては、レンズ交換の際にゴミが内部へ入り込み、撮像素子の上に付着した場合、撮った画像すべてに写りこんでしまうことも。そのため、マメに内部のホコリをブロアーで払うなどのメンテナンスが必要といえます。

コンパクトデジカメ
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| 製品の価格帯…1万円台前半〜6万円前後 |
デジタルカメラの人気の主流となっており、製品数も一番多いジャンルがこれ。フィルムのコンパクトカメラと同じぐらいの大きさで携帯性に優れるうえ、操作も比較的簡単で手軽に使えるのが魅力です。アクセサリー的な所有する満足感が得られるよう、ボディーに金属を用いて質感を高めたり、デザインや塗装に凝った機種が多いのも特徴です。
レンズは、35mm前後からスタートする光学3倍ズームが多く、ワイドに撮りたい風景から人物撮影、ちょっとした望遠撮影など、1台でそこそこオールマイティに使いこなせます。撮像素子は、700万画素や800万画素の高画質タイプもいくつか出てきたものの、主流はいまだに500万画素で、長く続いた画素数競争はここにきて落ち着いてきたといえるでしょう。
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コンパクトデジカメは、しばらく薄型・大画面がキーワードだったが、今年に入ってからは、ぶれ防止の機能に注目が集まってきている |
それに変わって注目を集めているのが、撮影時のぶれを防ぐ機能です。松下電器産業のLUMIXシリーズが光学式手ぶれ補正機能を搭載して人気を集めたのに続き、富士写真フイルムは撮影感度を上げることによりシャッタースピードを速め、手ぶれだけでなく被写体ぶれも防げる工夫を採用。印象的なテレビCMの効果もあってか、こちらも大ヒットモデルとなりました。このように、今後は画素数以外の付加機能が注目を集めると思われます。
各製品とも小型軽量で持ち運びやすく、価格も手ごろですが、望遠で撮りたいとか凝った撮影をしてみたいと思った時に限界を感じることもあります。

ハイエンドコンパクトデジカメ
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| 製品の価格帯…8万円台後半〜15万円前後 |
コンパクトデジカメの一種ですが、画質や撮影機能を高めた上級者向けモデルです。ボディーは金属を多用しており、いずれも高級感や重厚感のあるデザインに仕上げられているうえ、撮像素子はサイズ・画素数ともにコンパクトデジカメを上回るものを搭載。レンズは、5倍や8倍といった高倍率ズームで、しかも明るい高性能タイプであることが多く、さらに広角側が28mmから始まっているなど、付加価値を付けた製品がほとんどです。
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デジタル一眼レフを小型化したようなデザインだが、ズームが電動で速度が遅かったり、拡張性に欠けるなどのデメリットもある |
このように、画質や撮影性能は頭1つ抜けていますが、大きく重いというのがデメリット。また、低価格化したデジタル一眼レフカメラと価格的にバッティングしていることもあり、人気を奪われた格好になっています。それを受けて、近ごろは新機種がほとんど出ていない状況です。
レンズ交換が必要ないため、ゴミ問題を気にすることなく撮影できたり、低価格デジタル一眼レフの付属レンズよりは描写性能に優れるなどのメリットはありますが、やや衰退気味のジャンルといえるでしょう。
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