こちらもコンパクトデジカメの一種ですが、いずれも10倍以上のズーム比を持つ高倍率レンズを搭載しているのが特徴。一般的なコンパクトデジカメが35〜105mm前後のズームレンジであるのに対し、高倍率ズームモデルの多くは35〜420mm前後と、超望遠域までを広くカバーしています。一眼レフカメラでは、大きく重い望遠レンズを使わないと撮影できない被写体が、手のひらに収まる大きさのカメラで撮影できるというのが大きなメリットです。
このような超望遠域の撮影は手ぶれを起こしやすいのですが、それをサポートするために手ぶれ補正機能を搭載した機種が大半なのも特筆すべきポイント。ちょっとした震えが画質に大きく影響する望遠域でも、ぶれの少ない写真が撮影できます。ただし、手ぶれ補正機能を有効にすると、望遠側でオートフォーカスが不安定になったり、動く被写体にフォーカスが合いにくくなるという現象が増えることもあります。 運動会や学芸会で活躍する子どもを離れた場所から大きく撮りたい、というファミリー層に根強い人気を誇るジャンルです。
デジタル一眼レフを除くデジカメのほとんどは、静止画だけでなく動画も撮影できますが、特に動画撮影の画質や機能、操作性を重視して設計されたデジカメもひとつのジャンルを築き上げています。 一般的なデジカメでは、メニュー画面やモードダイヤルの操作により、静止画と動画の撮影モードを切り替えるのが普通。ところが、このジャンルのカメラでは、動画撮影専用のシャッターボタンを別に用意し、モードの切り替えを意識することなく動画を撮影できるよう工夫しているのが特徴です。
また、一般的なデジカメでは、動画のフォーマットにファイル容量の大きなMotionJPEG形式を採用しているのに対し、動画デジカメでは画質を維持しながらファイルサイズを圧縮できるMPEG-4形式で記録する機種がほとんど。動画編集ソフトもパッケージに同梱しており、簡単な編集を行って撮影したムービーを1本にまとめることもできます。 意外に楽しい動画デジカメですが、なぜかオーソドックスなカメラらしい形をした製品が少なく、奇抜なスタイルの製品が多いのが特徴。そのため、縦位置などの静止画撮影がやりにくいのがデメリットといえます。
これまで3回にわたって、デジタルカメラにまつわる基礎知識を紹介してきましたが、次回からはいよいよプロ秘蔵の撮影テクニックなどのノウハウを解説することにしたいと思います。お楽しみに! 前のページへ | 2/2 |
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