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それでは、作業を行う際の手順を追っていくことにしましょう。まず、作業途中で電源が落ちてしまわないように、満充電のバッテリーかACアダプターを用意し、カメラの電源を入れます。次に、説明書の通りにセンサーのクリーニングモードに設定し、ミラーが上がったことを確認したらボディーキャップを外してください。 いよいよブロアーを使っての清掃に入るわけですが、ここで覚えておきたいのが、レンズのマウント面が下に向くようにボディーを保持することです。そうでないと、舞い上がったホコリが再度カメラの内部に入ってしまいます。 また、ブロアーは力いっぱい吹き付けるのではなく、静かにホコリを吹き飛ばすようにしましょう。この際、ブロアーの先はレンズマウントの中に挿入せず、どこにも触れないように心がけてください。もし、どうしても落とせないゴミがあった場合は、無理に吹き落とそうとはせず、メーカーのサービスセンターに持ち込むのが一番です。 なお、オリンパスの「E-500」や「E-1」をはじめとするEシリーズは、撮像素子表面のゴミを超音波振動で自動的にふるい落としてくれるため、基本的にクリーニングの必要がない設計になっています。とはいえ、ファインダースクリーンやミラーに付着したゴミは自動で除去できず、撮影時のファインダー像が不鮮明になる原因になるので、この機会にブロアーで吹いておきましょう。 ボディーの汚れやゴミは、毛足の長いブラシで払ってやるのがよいでしょう。ダイヤルやボタン周囲のくぼみには汚れやホコリがたまりやすく、なかなか取りにくいのですが、ブラッシングでずいぶんときれいになります。
また、ボディーのグリップやレンズのズームリングなど、ゴム素材の部分が白っぽくなることがありますが、これは皮脂やタンパク質が付いた汚れで、ブラシでは容易に落とせません。これらは、毛羽立ちのない清潔な雑巾を濡らして固く絞り、軽く水拭きしてやるのが一番です。洗剤を付けると、ボディーのすき間から内部に水分が入り込む原因となるので、十分注意しましょう。リングのギザギザした部分などの細かい個所は、湿らせた綿棒を用意し、溝に沿って清掃するのが効果的です。 レンズ表面の汚れをキレイにするには、マイクロファイバーを使ったメガネクリーニング用のクリーニングクロスを使うのがお勧めです。東レの「トレシー」や、帝人の「ミクロスター」といった商品名で販売しています。
これらの布をよく洗ったうえで、使う前に軽く振ってホコリを落とし、レンズ表面のゴミをブロアーで落としてからそっとぬぐいます。事前にブロアーでホコリを落としておかないと、ホコリがレンズ表面に微細な傷を付ける原因となるので注意しましょう。 気をつけたいのは、レンズやボディーのクリーニングに「シリコンクロス」を使わないことです。これらの多くは、オレンジ色をした柔らかい生地でできており、シリコンを染みこませることにより、つや出し効果の高い生地として利用されているものです。 このシリコンは、レンズのコーティングやボディーの塗装などへの浸透性が高く、デリケートなカメラ機材を傷めがちです。一度使ってしまうと、浸透したシリコンを除去するのは不可能に近いといわれており、レンズの性能変化を招いたり、ボディーの表面仕上げを損ねる原因となりますので、注意してください。 初心者でも間違いなくカメラを清掃するためのコツと、ウッカリすると間違いやすいポイントを解説しました。みなさんも、愛用のデジタル一眼レフカメラをピカピカにしたうえで、新たな気持ちで新年の撮影に臨みましょう。
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