クリスマスの電飾をキレイに写すマル秘テクを伝授!


 今週末にクリスマスを控え、街はどこも美しく輝くイルミネーションの飾り付けでいっぱいになっています。特に、今年はクリスマスが土日と重なることもあり、鮮やかな電飾をじっくりと撮影するのには最適です。そこで、今回は電飾で彩られた夜景を美しく、さらに幻想的に写すコツを紹介することにしましょう。

 まず用意したいのは三脚です。手持ちで撮れる方が気楽なのですが、せっかく高画質なデジタル一眼レフやコンパクトデジカメを使うならば、少し手間がかかってもしっかりとした三脚にカメラを据えて、クリアな景色を残せるようにしておきましょう。

 三脚が使えるのであれば、手持ちでフルオート撮影する際のセオリーとは変わってきます。三脚がない場合、感度をある程度上げ、さらに絞りを開放にして撮るのが普通ですが、三脚使用時は両方とも逆に設定するのがポイント。感度を上げるとノイズが目立ちやすく、透明感のある締まった黒が出にくくなるため、ISO感度は最低に固定するのがベストです。また、明るさを確保するために絞りを開放にするのではなく、レンズ性能が十分発揮できるF8〜F11ぐらいに絞り込むのがお勧め。

▼プログラムオートで撮影した場合 ▼絞り優先オートで撮影した場合
プログラムオートで撮影した場合(左)と、絞り優先オートでF8まで絞った例(右)。プログラムオートでは絞りが開放に近くなるため、被写界深度が狭くなっているうえ、レンズの諸収差が影響しやすくなるため、どことなく締まりのない写真になった。特に、イルミネーションのような点光源では、円形のライトが人魂のような形に歪む「コマ収差」と呼ばれる現象が画面の隅に行くほど顕著に表れる。感度もISO400相当にまでアップし、暗い部分はノイズによるざらつきも目立っている。一方、絞り込んだ方は全体にくっきりとシャープで、点光源は星形のパターンとなり美しい。シャッター速度が遅くなることによって、人物や車がぶれて写るのも、プログラムオートとは異なる点だ

 絞り込むことによるシャッター速度の低下ですが、特に気にすることはありません。露光が長時間になると、撮像素子のノイズが増えるという問題があるものの、気温が低いとノイズの発生が抑えられることもあり、問題ない美しさに仕上がります。

▼シャッター速度が1/8秒の場合 ▼シャッター速度が4秒の場合
シャッター速度を1/8秒と4秒に設定して撮り比べてみた。画像を拡大してみると、1/8秒の方がカメラブレによる影響が大きく、不鮮明になっているのがわかる

 ただし、撮影時はカメラのぶれに十分に注意しましょう。三脚を使えばぶれは起きないものと思われがちですが、すべてのショットで完全にブレを抑えるのは、通常の大きさの三脚では難しいと言わざるを得ません。

 そこでお勧めなのが、カメラ本体に触れることなくシャッターが切れるリモートコードや赤外線リモコンを利用することです。これらのアクセサリーを持っていなかったり、カメラが対応していない場合には、セルフタイマー機能で撮影するのがよいでしょう。シャッターチャンスは狙いにくくなりますが、カメラのブレによる失敗を大幅に減らせます。シャッター速度は、思い切って数秒のスローシャッターにしてみましょう。

露光中にズーミングを行うと幻想的な写真が撮れる!




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