高価で重たいデジタル一眼レフをあえて利用するメリットは?


ピント合わせの速度や操作のレスポンスも優れている

 コンパクトタイプのデジタルカメラで子どもやペットなどを撮影しようとすると、ピント合わせに時間がかかったり、シャッターボタンを押してから実際にシャッターが切れるまでの時間が長く、決定的なシーンを撮り逃してしまうことが少なくありません。

 ところが、デジタル一眼レフカメラでは、ピント合わせにコンパクトデジカメでは用いられていない専用のセンサーを使っているため、素速くピントを合わせてくれます。また、シャッターが切れるまでの時間差(シャッタータイムラグ)も一般的に短いため、撮りたい瞬間をズバリ捉えるのが得意です。

 それ以外の部分での使い勝手も、ボディーの大きさを生かして余裕のあるボタン配置になっていたり、操作性に優れる大型ダイヤルを装備するなど、素速く確実に操作できるように工夫しているのが特徴です。ある程度使い込んで操作に慣れれば、カメラのファインダーを覗いたまま、手探りでほとんどの操作が行えるようになるでしょう。

撮りたい場面に合わせてレンズを交換して撮影できる

 広大な景色を写すなら広角レンズ、花や昆虫の撮影にはマクロレンズ…といった具合に、交換レンズを使い分けることにより表現手法を使い分けられるのも、デジタル一眼レフカメラならではの大きな魅力でしょう。

 コンパクトデジカメは、搭載するレンズの性能により「広角に強い」「遠くの被写体を大きく撮影できる」といった具合に性格付けがなされています。それに対してデジタル一眼レフカメラならば、レンズを替えるだけでどのような性格のカメラにも変身できるのがポイントです。

●目の前に広がる風景をワイドに撮れる広角レンズ
広い範囲を写したい時に役立つのが広角レンズだ。広大な景色を撮りたい時だけでなく、室内などで撮影者があまり後ろに下がれない条件での撮影にも便利。さらに、遠近感を強調した写真を撮りたい場合にも向いている
●被写体を引き立たせて撮れる望遠レンズ
望遠レンズは、その名の通り遠くの被写体を引きつけて写せるのが特徴。運動会や動物園など、撮影者が被写体に近寄れない場合の撮影に便利なことはもちろん、背景のボケが大きくなるので、被写体を浮き立たせる表現が可能
●近くの被写体をアップで撮れるマクロレンズ
小さな被写体を大きく写し取るマクロ撮影(接写)に使うのがマクロレンズだ。ほかの種類のレンズよりも被写体に近寄って撮れるため、コンパクトフラッシュほどの被写体を画面いっぱいに撮影できる。昆虫や花などを撮るのに最適だ

 同じジャンルのレンズでも、価格と大きさを抑えた低価格レンズや、明るい大口径レンズを採用したプロ向けの高画質タイプなど、多くの種類が存在します。価格に関しても、1万円前後で買える低価格レンズから、100万円を優に超えるものまであるほどです。

 デジタル一眼レフカメラを利用することによるメリットはまだまだありますので、次回でも引き続き紹介していくことにしましょう。

●今回のまとめ
・デジタル一眼レフはCCDのサイズが大きく、画質に優れる
・ピント合わせや操作レスポンスが高速なのも特徴
・場面に合わせてレンズを自由に交換して撮影できる





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