場面に合わせた美しい写真が撮れる「シーンモード」の注意点とは?


 では、シーンモードを使えば、撮りたいシチュエーションごとに最適な撮影設定が簡単に得られるかといえば、必ずしもそういうわけではありません。

 その理由の1つとして、シーンモードの数の多さが挙げられます。さまざまな撮影シーンに対応できるように、各メーカーとも多くのシーンモードを搭載するようになりましたが、それだけにどのシーンを選択すればよいのか迷うこともあるのが事実です。例えば、暗い飲食店内のテーブルの上にある小さな花を撮影したい場合、「キャンドル」か「マクロ」か、どちらのシーンモードを選択すればよいかの判断は難しいといえます。

 また、撮影シーンに対しての考え方の違いから、同じシーンでもカメラメーカーによって撮影設定が異なる場合があることも忘れてはなりません。たとえば、よく使われる夜景モードに関しては、「明るさが足りない夜間撮影なのだから、手ぶれを防ぐためにISO感度を最大限までアップする」という考え方で撮影設定を行うメーカーがあるのに対し、「夜景撮影の際は三脚を用意しているのが常識だから、感度は抑えめにして暗い部分のノイズを防ぐ」といった設定を行うメーカーもある、という具合です。

▼ポートレートモードで撮影
α Sweet DIGITALのポートレートモードで撮影。肌の質感を柔らかく、しかもちょっぴり赤みがかかった健康的な発色で撮影できた。また、絞りが開放になるため、できるだけ背景をぼかして人物を浮かび上がらせる露出制御となっているのがわかる

 そのため、どんなシチュエーションでどのシーンモードが最適なのか、またどんな効果が期待できるかという点は、あらかじめ説明書やカタログで十分に調べておく必要があります。誤った理解のままだと、思った通りの効果が得られない場合もあるので注意しましょう。

●今回のまとめ
・シーンモードは、撮影シーンを選ぶだけで絞りやシャッター速度を最適に設定できる
・デジタル一眼レフの場合、ISO感度や画質も調整してくれる
・シーンモードの設定内容はメーカーによって異なるので、あらかじめ説明書で調べておくとよい




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