プログラムモードと便利なプログラムシフト機能をマスター!


 前回までは、フルオートやシーンモードなど、いわゆる「カメラ任せの簡単撮影モード」について解説してきました。今回は一歩進んで、撮影の自由度が高い4モード(P=プログラム、A=絞り優先、S=シャッター速度優先、M=マニュアル)の中から、プログラムモードに焦点を当ててみましょう。

 プログラムモードの露出設定はフルオートとほぼ同じで、カメラがシャッター速度や絞りを自動設定してくれます。何が違うのかといえば、それ以外の設定の自由度です。フルオートでは、ホワイトバランスやISO感度、ストロボの発光などをすべてカメラが自動制御して撮影するのに対し、プログラムモードでは撮影者がこれらを自由に設定して撮影できます。

露出を自動設定してくれるプログラムモード(P)は、フルオートとの違いがイマイチわかりにくいが、より撮影の自由度が高いのが特徴だ

 例えばこの違いは、暗めのシーンを撮影したい場合などに差が出ます。フルオートで撮影する場合、手ぶれを防ぐためにストロボが自動発光し、さらに感度も自動アップするのが普通です。しかし、もしカメラをしっかり固定できる三脚を持っているならば、プログラムモードでの撮影がおすすめ。ISO感度を低く設定することにより、ノイズの少ない画像が得られるからです。

▼フルオートの場合 ▼プログラムモードの場合
「EOS 10D」のフルオート(左)とプログラムモード(右)。フルオートはホワイトバランスがオート固定で露出補正も行えないが、プログラムモードにするとそれらの調整が行える
▼フルオートの場合 ▼プログラムモードの場合
ISO感度も同様で、フルオート(左)だとオート固定となってしまうが、プログラムモードに変更すると任意に設定できるようになる

 ただし、フルオートでも露出補正が行える機種があるなど、フルオートとプログラムモードの機能制限は、デジカメの機種やメーカーによって異なります。事前にカタログやWebサイトなどで調べておくとよいでしょう。

写真表現を手軽に調整できる「プログラムシフト」とは?





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