ふだん何気なく装着しているレンズフードの効用とは?


 今回は、デジタル一眼レフやハイエンドコンパクト機を中心に利用する機会の多い「レンズフード」の重要性について解説していきましょう。
レンズフードには、不要な光をカットする効果がある

 レンズの先端に取り付けるレンズフードは、いわばレンズの日よけとなるパーツです。製品によって円筒形や花形、レンズ一体型などがあり、形状が大きく異なりますが、すべて「不要な光がレンズに入るのを防ぐ」という役割を果たしています。

▼ポピュラーな丸形フード ▼独特な形状の花形フード
おもに標準〜望遠レンズで採用されているのが、この丸形フード。レンズにツメを引っかけて取り付ける「バヨネット式」はもちろんのこと、フィルターの取り付け溝にねじ込む方式である「ねじ込み式」は、ほとんどこの形状だ 広角レンズや高性能望遠ズームレンズなどで採用例が多いのが、この花形フード。丸形フードと比べ、遮光特性が高いのが特徴だ。ただし、正しい向きに取り付けないと、逆に画像に悪影響を与えてしまうので注意したい

 フードの取り付け方もいろいろあり、フィルター用の溝にねじ込んで使うものや、レンズ先端のくびれにはめ込むタイプなどがあります。いずれも、しっかりはまっていれば問題ありませんが、注意したいのは花形フードの場合です。正しい取り付け位置に対して、曲がって取り付けられていないかを確認することが重要です。レンズの上下にフードの長い弁が、左右に短い弁がくるようにはまっていないと、画面にフードの先端が写り込んでしまう「ケラレ」という現象が起こりうるからです。

▼花形フードを誤った方向に取り付けると「ケラレ」が発生する
花形フードを正しく装着していなかった場合の撮影例。画面の上下左右に、黒い影のような「ケラレ」が出てしまっているのが分かる。取り付け時は注意したい

 また、本体の内蔵ストロボを使って撮影する場合、レンズフードを取り付けているとストロボの光の一部がフードによってケラレることがあります。ストロボ使用時は、フードを装着してテスト撮影をし、ケラレがないことを確認してから本番撮影に臨みましょう。なお、遠距離ではケラレがなくても、近距離でケラレが発生することがあるので、ズームをワイド側にセットし、近くの壁などを写してチェックしてみてください。

フード装着時の効果をチェック!





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